PEA-MARCY model



このモデルは Earthshaker のボーカリストである 西田 "MARCY"昌史氏のシグネイチャーモデルです。マーシー氏がソロアコースティックライブで使用していた PEA-125 Cherry のベーシックスペックを基に、サウンドホール周りのロゼッタ、ボディーバインディング、さらにはヘッド周りに至るまでアバロン貝のインレイを施しました。ハードウェアーはゴールド、指板のポジションマークもメキシコ貝による新しいデザインです。かなりゴージャスなイメージのギターですが、こだわったのはルックスだけではありません。プリアンプにチューナーが内蔵されたものをチョイスする等、実際にプレイするミュージシャンならではのアイデアも活かされています。

Spesifications

NECK : Mahogany , Abalone "M"-inlay on Head Top w/Abalone Binding
FINGERBOARD : Rosewood w/Abalone "Tree of Life" Inlay
BODY : Satin Sycamore Plywood Top w/ Abalone Rosette, Abalone Binding
Mahogany Plywood Side & Back
MACHINE HEADS : Grover GH-102 Gold
BRIDGE : Rosewood w/5 Point Snowflake
PICK UP : Piezo & Microphone
ELECTRONICS : ARTEC ETN-MC
COLOR : Transparent Cherry
CASE : Original Gig Bag w/"M" Logo Printed

ACCESSORY : Premium 25th Anniversary Pickguard


Head w/Abalone Binding & "M" Inlay

ヘッドトップには Peerless ブランドのロゴと同素材のメキシコ貝でMARCY model を表す "M"ロゴが入っています。
この "M"のデザインは非常に細かい部分が多く、抜き型での製作が不可能なため一つずつ手作業で加工されています。
ヘッド周りにもメキシコ貝の飾りが施されています。


Fingerboard Inlay

ローズウッド素材の指板にはオリジナルデザインのゴージャスなインレイが入れられています。
この素材もバインディング等と同じメキシコ貝が使われています。


Body Top Binding & Rosette

ボディー外周に施されたバインディングの中飾り、サウンドホール周りのロゼッタ(口輪)にも秀麗なメキシコ貝が使用されています。


Machinehead

糸巻きには安定したチューニングを約束する Grover社製の GH-102 Gold を採用しました。


Bridge w/5 Point Snowflake Inlay

ローズウッドで作られたブリッジにはピエゾPUが内蔵されています。
ブリッジの両側には、5点スノーフレークデザインのインレイが入れられています。


Electronics / ARTEC ETN-MC

PEA-MARCY モデルにはブリッジのピエゾPUに加え、ボディー内部の音を拾うマイクロフォンが内蔵されています。
この二つのPUをミックスすることで、スタンダードなエレアコのトーンに加えギター本来のボディ鳴りのサウンドをプロデュースする事が可能です。
ETN-MC にはクロマティックチューナーが内蔵されています。チューナー使用時には出力がミュートされます。


PEA-MARCY Original Gig Bag

PEA-MARCY モデルには、専用のギグバッグがついています。
大型のダブルポケット、中央のミドルポケット、ヘッド部の編みこみのデザイン等、マーシー氏のオリジナルデザインを基に設計、製作されました。ショルダーストラップをダブル掛けにするなど、実用的なアイディアも活かされています。また、MARCY モデル専用ギグバッグの証としてミドルポケットにはゴールドカラーの"M"マークがプリントされています。


Premium Pickguard

PEA-MARCY モデルが開発された2008年はEarthshakerがデビューして25周年に当たります。これを記念して PEA-MARCY オリジナルデザインのプレミアム ピックガードを付属しています。べっ甲柄のピックガードに Earthshaker 25th Anniversary のロゴが印刷されています。


PEA-MARCY 中ラベル

サウンドホール内部に貼られた中ラベルには、マーシー氏の直筆によるシリアルナンバーとシグネイチャーモデルを表すサインが記されています。




PEA-MARCY 購入方法


PEA-MARCY モデルはマーシー氏の直接管理の基、本人を通じて販売されます。
ギター代金お振込の確認後、お客様のお手元にお届けするのが原則ですが、ご希望があればマーシー氏のイベント会場等でのお渡しも可能です。
PEA-MARCY の販売価格は \134,400 (専用ギグバッグ付き) です。この金額は消費税を含みます。

ギターの品質チェック、及びアフターケアは製造元である弊社、飯田楽器が責任を持って行います。
出荷前の最終調整も飯田楽器でチェック。その後お客様のお手元に(またはマーシー氏宛てに)お送りいたします関係上、お客様のお名前やご住所を弊社にてご確認させていただきます事、ご了承ください。


ご不明な点、その他お問い合わせ、ご注文の詳しい方法等は飯田楽器宛てにお尋ねください。

 株式会社 飯田楽器製作所
〒454-0996 名古屋市中川区伏屋 2-1404   TEL / 052-301-2745  FAX / 052-301-2749
E-mail / mail@iidamusical.com  (左の E MAIL ボタンをクリックして下さい)


一般の楽器店を通じての販売も可能です。詳細は飯田楽器宛てにお問い合わせください。



PEA-MARCY の詳細が明らかに

PEA-MARCY モデルはEarthshaker のデビュー25周年を記念して企画されました。2008年6月21日の Earthshaker 25th. Anniversary のイベントでこのギターもデビューいたしました。
この日のライブは三部構成で行われ、アコースティックライブのコーナーでマーシー氏がこの PEA-MARCY を初披露!
イベント会場では PEA-MARCY モデルの展示、試奏ブースを設けさせていただきました。

6月21日の様子は Peerless Guitar NEWS のページでご紹介しています。

その後、6月28日の米子を皮切りにスタートしたマーシー氏のソロツアー 『MARCY from EARTHSHAKER ACOUSTIC LIVE '08 「出逢い歌」ひとり旅ツアー』をこの PEA-MARCY モデルがサポートしています。
マーシー氏のソロツアーの詳細はウェブサイトでご確認ください。

ウェブサイトはこちらをクリックしてください



Making of 『 PEA-MARCY 』

PEA-MARCY モデルの企画から開発、製作に至るまでを順を追ってご案内させていただきます。


2008年3月
PEA-125 をベースとした PEA-MARCY モデルの開発をスタートしました。

2008年4月
某所にて、マーシー氏との最終の打ち合わせを行いました。ヘッド上部に入る "M"マーク、その他のデザイン等の確認です。レギュラーモデルの PEA-125 を基にした PEA-MARCY の完成に向け、期待がふくらみます。


ここで PEA-MARCY の制作過程をご覧にいれます。マテリアルの選択からボディーの成型など、順を追ってご案内いたします。

ここに掲載されています写真は、ロット生産の前段階である試作ラインの工程を撮影したものです。量産工程とは異なり、大部分の作業が手加工(ハンドメイドと呼べるでしょうか)で行われています。また、撮影を行うために加工機械から外したり移動させたりしたため、実際の生産工程とは異なった印象があることをご理解ください。更に工場の中での撮影のため、加工段階のマテリアルや製作途中のギターが鮮明ではありません。あしからずご了承ください。


PEA-MARCY のマテリアル

ボディートップには美しいタイガーストライプの入ったサテンシカモア材、サイドバックにはマホガニー材を使用します。
どの材料も十分な品質管理を経た後、PEA-MARCY のマテリアルとして採用されています。


PEA-MARCY フィンガーボード

ピッキングのニュアンスを素直に艶やかに表現するため、フィンガーボードにはローズウッドを採用。ボード上に施されたアバロン貝のインレイは、マーシー氏自ら選んだデザインです。
ゴージャスな中にも流麗さのあふれるフラワーパターンは、マーシー氏がこのギターに求めるサウンドをイメージしているかも知れません。


それぞれのマテリアルに加工を施し、組み立てていきます。

ボディートップ木取り

サテンシカモア材を大まかな形に木取り、サウンドホールを抜きます。

ロゼッタ (Rosette)

ボディートップ、サウンドホールの周りにあるインレイをロゼッタと呼びます。
PEA-MARCY モデルには、4mm幅のアバロン貝が施されています。


ボディーサイド成型

ボディーサイドのマホガニー材を成型の型の中にいれ、ジャバラやブロックを接着します。この時に整形の型に圧着することで、歪みの無いボディーサイド形状が完成します。
ジャバラ(マホガニー材の上下、形状に沿って接着された白い部分)にはスプルース材を用いています。ジャバラによってサイド材にトップ、バック材を接着する部分を造ります。


ボディートップ、バック接着

右側に見える機械で成型されたサイドの上下部分をすり合わせた後、トップ材バック材を接着します。




バインディング、インレイ加工

完成したボディーにアバロン貝のインレイを入れ、ボディー外周にバインディングを巻きます。
左の写真は、接着したバインディングが安定するまでテーピングで押さえているところです。

ボディーバック バインディング加工

ボディーバックの外周にもトップ同様にバインディングを巻きます。接着が安定するまでテーピングを行うのもトップと同じです。


ネック、ヘッド加工

ボディー加工と並行してネックの加工も行われています。
PEA-MARCY model のネックはマホガニー材を選択しました。アコースティックギターには欠かせない豊かな中域を持ったマテリアルです。
ヘッドトップにはローズウッドの付板を貼り、外周エッジには1.5mm幅のアバロン貝が施されたバインディングが巻かれています。ボディートップのバインディングと相まって、PEA-MARCY model のルックスをより秀麗なものにしています。


ネックジョイント

生地完成したネックとボディーはジョイントされ、接着が完了するまで専用の台の上で保管されます。
指板を接着する前に、接着面の調整(すり合わせ)が行われます。この作業を行うことで、ジョイント部でのネックの経常変化(いわゆるへの字、骨折と呼ばれるセットネックギターのウィークポイント)を軽減する事ができます。


塗装

生地完成したギターは塗装工程に入ります。PEA-MARCY モデルのボディートップはタイガーストライプのフィギュアド材を使用しているため、杢を活かした塗装を行います。仕上がりはチェリーレッドですが、下地着色〜中塗りと異なったカラーリングが施されています。


研磨〜バフィング

塗装の完了後、十分な乾燥を経て研磨工程に入ります。研磨によって塗装面のレべリングが完了した後は、左の写真にあるバフ器で仕上げます。このバフ工程で光沢のある仕上がりになります。

塗装完了 PEA-MARCY

塗装〜研磨〜バフィングの過程を経て、塗装工程が完了いたしました。
カラーはマーシー氏が現在愛用する PEA-125 Cherry のカラーを採用しました。ギター全体に施されたアバロン貝の装飾と相まって、本当に秀麗なギターの誕生です。
この後、パーツのセットアップを経ていよいよ完成です。ナット、サドルという弦の振動系に最も重要な部品からマシンヘッド等のハードウェアー、エレクトロニクスに至るまで、十二分にチョイスされた各種パーツが、組み込まれるのを待っています。

セットアップの完了した PEA-MARCY は、このページのトップの写真です。



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